vol.9

宇治野 宗輝

Facebook Twitter

宇治野 宗輝 ワイアード・フォー・スカルプチャー

POP/LIFE  日本にポップは無かった。

2015.04.25

  • Photos taken by Hideki Yamaguchi
  • Text by Kozue Furutani

SPACE8で向き合った「ポップ」
content2_1
これまでドローイングの展示を壁一面でやったことはなかったので、はじめての試みです。作品を発表する時に、配線やなんかを打ち合わせるんですが、その時に書いた説明図、いわば仕様書。それも作品として展示しています。

content2_2
「The Rotators」はミキサーやギターなど、工業製品の組み合わせてできているシリーズ。工業製品は純粋な抽象形態でできている。というところから着想を得て、今回組み立てた「The Rotators」のインスタレーションを、丸や四角だけで抽象画的に描いた作品です。学校の先生は板書をしますが、板書は、先生が手に持っているノートや参考書を拡大する技術とも言えますよね。その板書方式で、インダストリアルマーカーを使って描きました。

content2_3
去年、「マシン・シアター」という舞台公演形式で作品を発表したんですが、その時に一番苦心したのが「始まりと終わり」という制約にどう向き合うかということ。音楽用のシーケンサーをつかってもモーターの動きを制御していたんですが、今回はそのシアターの中心部を持ってきました。人によってはガラクタにしか見えないかもしれませんが、「The Rotators」のあちこちにカメラを計10個つけていて、そのカメラの映像をスクリーンにアップしてみると、ガラクタじゃなくて絵に見える。そんな仕掛けをいれています。
期間中はずっとギャラリーにいて、「The Rotators」を進化させています。音の出ているところのカメラが自動的に映し出されるところまで自動化させる予定です。

「日本にポップは無かった」そんな衝撃的な答えを口にした宇治野さんでしたが、進化する「The Rotators」のように、宇治野さんのポップに対する試みはまだまだ続いていくことでしょう。国内、国外で続く、宇治野さんのポップへの対峙にこれからも注目していきたいと思います。

宇治野 宗輝

宇治野 宗輝 (UJINO)

90年代より、身体に装着して「演奏」するサウンド・スカルプチャー「LOVE ARM(ラヴ・アーム)」シリーズを制作し、それらを使ったライヴ・パフォーマンスを行っている。2004年からは、大量消費社会が急速に拡大した20世紀後半におけるアートを通じた「物質世界のリサーチ」として、モーターを使った家電製品や自動車、家具、中古レコードなど、世界中どこにでもある日常的なモノと技術をDIYで組み合わせた、サウンド/スカルプチャー/パフォーマンスのプロジェクト「The Rotators」に取り組み、日本のみならず世界各地の展覧会に参加している。また、近年は元ピチカート・ファイヴの野宮真貴によるユニット「野宮真貴& BIBA」のメンバーとして、数々のステージで「LOVE ARM」のパフォーマンスを行っている。

オフィシャルサイト:http://www.the-rotators.com/

Back Numberbuck number一覧

vol1
  • vol.9
  • POP/LIFE  日本にポップは無かった。
  • 宇治野 宗輝
詳細はこちら
vol1
  • vol.8
  • 自然体の個性 
詳細はこちら
vol1
  • vol.7
  • 捨てられるモノ、生き返らせるモノ
詳細はこちら
vol1
  • vol.6
  • KAWAIIの源流、高橋真琴の足跡を探る
  • 高橋 真琴
詳細はこちら

スケジュールスケジュール一覧

MUSABI REUNION
  • 2016年3月4日(金)~3月13日(日)
  • MUSABI REUNION
  • 武蔵野美術大学卒業生 再会 そしてこれから

開催終了

詳細はこちら
白柳 花子 ちりめん細工 端綺麗 HaKirei
  • 2016年2月26日(金)~2月29日(月)
  • 白柳 花子 ちりめん細工 端綺麗 HaKirei

開催終了

詳細はこちら
シマダテツヤ展
  • 2016年2月13日(土)~2月14日(日)
  • シマダテツヤ展
  • Tetsuya Shimada Exhibition

開催終了

詳細はこちら