vol.8

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鈴野麻衣作品展 草花たちの小旅行

自然体の個性 

2014.11.18

  • Photo by Hideki Yamaguchi
  • Text by Kozue Furutani

色とりどりの草花や虫達など、季節が詰め込まれた、穏やかな草原の中に迷い込んだような今回の展示会。イラストレーター鈴野麻衣さんの「草花たちの小旅行」と題された作品展です。今回は鈴野さんの作品の他に、携わった広告や商品も展示。期間中は草原の中にあらわれたアトリエスペースで作品の制作も行っていました。
おだやかで、あたたかく、人を笑顔にしてしまう鈴野さんの人柄そのままのような作品にかこまれて、イラストレーターとしてのご本人のキャリアと今回の展示についてお話をお伺いしました。

自然に「絵」を描く生活と美大
父も母も美大出身という家庭で育ったのですが、今思えば特殊な環境だったかもしれません。マンガは制限されていて、ぬりえも「人の作品だから」という理由で買ってもらえませんでした。友人達は「高校時代に美大受験を決めた時、親に伝えるのがすごく緊張した」と話してくれましたが、私の場合は自然な流れで美大に進んだという感じです。入学してからも、周りは「絵で認められたい」という意思の強い人が多くいるなか、私はそういう意識は薄い方だったと思います。「自分のスタイル」を大学時代に作っている人たちをみて、少し焦りを感じていました。

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フリーとして踏み出したきっかけ
私が大学を卒業する年はちょうど就職氷河期の底でもありました。周りにもあきらめムードが漂っているような感じで…。卒業後も就職はせず、花屋さんでバイトをしたり、母が運営している絵画教室を手伝ったりしていました。大学時代にジャズ研に所属していたのですが、卒業後もジャズバーで演奏したり、ぼんやりと過ごしていました。その後も派遣社員やアルバイト、正社員と、色々な雇用形態でDTPオペレーター、校正マン、グラフィックデザイナーなどなど、さまざまな会社と職種を経験しました。「流しのデザイナー」です(笑)。
大手メディア企業に派遣されて、デザイナーとして勤めていたのですが、そこで契約をフリーランスに切り替えて、それが独立したきっかけでした。はじめは雑誌広告や誌面デザインなどのエディトリアルデザインをしていたのですが、ポイントのイラストを描くようになってから、イラストメインの仕事が増えていきました。
いつの間にか独立して、いつのまにかイラストレーターになっていたというような、グラデーションな経歴です。

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シマダテツヤ展
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