vol.7

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Natural line vol.1 半谷学展

捨てられるモノ、生き返らせるモノ

2014.11.07

  • Photo by Kazuyoshi Takahashi
  • Text by Kozue Furutani

美術家として踏み出した26年前
武蔵野美術大学大学院を卒業してからの26年間。美術家・半谷氏は常に作り続けてきました。長い間、モノを作り続ける「エネルギー」や「原動力」はどこにあるのでしょうか。
「北海道の山の中で育ったのですが4歳まで電気もガスも無い生活をしていたことが大きいと思います。周りの友達は虫とか木とか…。大学に入るまで、美術のことをあんまり知らなくて、デザイン科で染色をやっていたのですが入った途端に『あ、まちがった』と思いました。フランシス・ベーコンの作品が来日したとき、25年前くらいですが、その時すごく衝撃を受けたんです。『自分にも描けるな』って(笑)この道に進もうと決心した瞬間でした。もちろん今ではその作品と作家の凄さを感じていますが」。

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オリジナリティの追及
美術家として迎えた最初の5年間は試行錯誤の連続だったそうです。今では作風・オリジナリティを確立している半谷氏ですが、自分の位置を確かなモノにするまでにも紆余曲折があったそうです。
「美術家として最初の5年間を乗り越えて、次の5年間は、すこし美術界のこともわかり、自分が何をすべきなのかをとにかく考えました。そこでたどり着いたのが『自分のオリジナル以外は作らないようにしよう』という決意です。美術館の流行り廃りや、人の作風に影響されないように、他の作品を意識的に見なくなった時期もあります。自分の作風や、やりたいことがなんとなく固まってくると、他人の作品を見て自分の立ち位置を確認したりもしました」。

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何とかなる!とにかく楽しい!
「自分の進む方向が定まってからは、迷いもなくとにかく手を動かす毎日です。26年やっていると、展示や制作に声をかけてくれる人もだんだん増えてきて、依頼がくるともう嬉しくてしょうがないんですよね。それで作品をつくって、また声をかけてもらって…。美術家としてやってきて言えるのは、とにかく好きなことをやっていれば苦しいことがあっても何とかなる!とにかく楽しい!ということです」。
貫き通された信念のもとに作り出されるからこそ、半谷氏の作品は人の目をとらえて離さないのかもしれません。今回の展示は「Natural line vol.1」。vol.10まではやりたいと語ってくれた半谷氏の次の展示を楽しみに待ちたいと思います。


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今回展示されていた半谷学氏の作品を販売中です。
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